「メルカリShopsとは?」
「メルカリShopsはどういうサービス?」
この記事は、このような悩みを解決しています♪
メルカリは、月間1,900万人以上が利用しており、国内最大級のフリマアプリとして注目されています◎
個人販売のみが原則で、法人の参入は本来できませんでしたが、メルカリShopsの登場により、その常識も覆されました!
今回は、そのメルカリShopsがどのようなサービスなのかを紹介しつつ、メルカリと何が違うのか紹介します!
[word_balloon id=”1″ size=”M” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”talk” balloon_shadow=”true” font_color=”#222222″]メルカリShopsに出品したい人や、自分のネットショップを持ちたいと思っている人は必見です![/word_balloon]
よくわかる解説
- メルカリShopsはネットショップが開設できるプラットフォーム
- 販売手数料はメルカリと変わらない
- 法人でも利用できる
そもそもメルカリShopsとは?
メルカリShopsは、メルカリ内にショップを開設できるサービスのことです。
通常、メルカリはフリマアプリとしてリリースされており、個人×個人でしか取引ができませんでした。
法人取引はNGで、CtoC限定のプラットフォームでした。
しかし、メルカリShopsは、法人でも登録が可能で、”ネットショップ”としてメルカリに出品できます。
例えるなら、フリーマーケットでの販売と、店舗を構えて販売するようなイメージです。
フリマの場合は、一時的にしか出店できませんが、店舗を構える場合は継続して販売ができます。
この場合、フリマがメルカリで、店舗を構えた販売がメルカリShopsです。
類似したプラットフォームを挙げると、”BASE・MAKESHOP”あたりが有名です。
圧倒的な知名度を誇るメルカリに出品するのは、従来ECサイトを運営していた人からすると、かなりのメリットになります。
今でこそBASEもCMをして有名になりましたが、知名度はメルカリほどではありません。
2021年8月の段階では、まだプレリリースの段階です。
(事前登録が可能です)
メルカリShopsの出店手順を徹底解説!
メルカリShopsは、メルカリに比べると、出店手順が若干複雑です!
ただ、審査さえ通れば、だれでもネットショップが開設できます◎
具体的な出店手順は、以下のとおりです。
メルカリShopsの出店手順
- 専用ページを開く
- 基本情報を入力
- 審査をする
- 審査が完了次第出店
メルカリに比べると、開設には審査が必要です。
これは、ほかのネットショップを開設できるサイトでも同じなので、基本情報を入力して審査を完了させましょう!
1.専用ページを開く
まず、メルカリShopsを利用するには、専用ページを開く必要があります。
(こちらのリンクからどうぞ◎)
メルカリShopsは、個人向けのサービスよりも、法人向けのサービスよりだと思います。
個人販売ならメルカリを利用して、ショップを立ち上げて販売したいならネットショップがおすすめです◎
専用ページを開いたら、”出店に先行申し込みをする”というボタンをクリックして、基本情報を入力するページに移動しましょう。
2021年8月時点では、前述したように、プレリリースの段階です。
登録は可能で、審査に通過すればネットショップが開設できますが、だれでも登録できるわけではないので注意しましょう。
2.基本情報を入力
出店申し込みのボタンをクリックしたら、以下の画面が開きます。
メルカリShopsは、2021年9月から利用可能です。
ただ、一部のクリエイター(ハンドメイド業者など)や、小規模事業者向けに機能が公開されています。
審査に通過した場合のみ、プレリリース期間の出品が可能になります。
入力する基本情報は、以下のとおりです
メルカリShopsの登録で入力する基本情報
- メルカリの招待コード(アカウントを特定するため)
- 出店予定の事業形態
- ショップの運営人数
- 販売予定商品について
- 販売商品のジャンル
- 具体的な商品の種類
- メルカリShopsに申し込みをされた理由(選択式)
- ネットショップのURL※すでに運営している場合のみ
- ネットショップの1ヵ月の販売金額
- 当選した場合の連絡先アドレス
これらを入力したうえで、審査を通す必要があります。
【メルカリの招待コード(アカウントを特定するため)】
メルカリShopsでは、メルカリのアカウントの紐づけが必要なので、招待コードを入力する必要があります。
マイページを開いて、招待コードをタップしましょう。
すると、このようなページが出てきます。
そこに、招待コードが表示されているので、こちらをボックスに入力しましょう。
【出店予定の事業形態】
まず、メルカリShopsに出店予定の事業形態を選択します。
事業形態は、”個人事業主・法人・個人利用”の三つから選択できます。
特別指定がなければ、個人利用を選択しましょう。
【ショップの運営人数】
次に、出店予定の運営人数を選択しなければなりません。
ワンオペで回す場合は1人を選択し、それ以外は該当する人数を選択します。
【販売予定商品について】
人数の入力をしたら、販売予定の商品について選択します。
今後メルカリShopsで、どのような商品を販売しようとしているのかを選ぶ必要があり、以下のように分けられています。
販売予定の商品について
- これまでメルカリで販売したものと同じケース
- 一部の商品が同じ
- まったく違う商品
- そもそもメルカリに販売したことがない
自分が該当するものを選択して、登録を進めていきましょう。
【販売商品のジャンル】
こちらの項目では、メルカリShopsでどのような商品を販売するのかを、選択しなければなりません。
複数のジャンルが選択できるので、自分が出品するジャンルを選択しましょう。
取り扱いジャンルが複数ある場合は、販売する比率が最も高いものを選びます。
また、一部の商品を販売する場合は、免許が必要になる場合があります。
メルカリでは、”不用品販売”という範囲だったので、黙認されていた部分も多いです。
そのため、必要に応じて免許の提示を求められることもあります。
【具体的な商品の種類】
ジャンルを選択したら、販売予定の具体的な商品の説明をする必要があります。
例えば、アパレル品を販売する場合は、ジャンル選択で”ファッション・アパレル”を選択すると思います。
しかし、アパレル品でもどのような商品を販売するのかがわからないので、こちらのボックスに入力しましょう。
具体例を挙げると、以下のとおりです。
アパレル品を販売する場合の商品入力例
- Tシャツ(ブランド名)
- カットソー(ブランド名)
- ショルダーバッグ(ブランド名)
ブランドを固定して仕入れるなら、商品の後ろにブランド名を付けたしましょう!
具体的に入力したほうが、先行販売に通過しやすくなります◎
【メルカリShopsに申し込みをした理由(選択式)】
こちらの項目では、メルカリShops申し込みをした理由を選択しなければなりません。
さまざまな理由がありますが、どれを選んでも大差ありません。
プレリリースの段階では、”試しに使ってみたいから”という理由で十分だと思います◎
【ネットショップのURL※すでに運営している場合のみ】
すでにネットショップを持っている場合は、URLを入力しましょう。
運営実績がある程度ある場合は、メルカリShopsのプレリリースで審査が通過しやすくなります。
ない場合は、記入せずにスルーでOKです!
【ネットショップの1ヵ月の販売金額】
ここでは、ネットショップの1ヵ月間の販売価格を入力しましょう。
メルカリですでに販売している人は、1ヵ月あたりの平均売上を入力するとよいです。
そもそもネットショップを持っていない人や、販売実績がない人は、”ネットショップを持っていない”を選択します。
【当選した場合の連絡先アドレス】
予定販売額を入力したら、当選した場合のアドレスを入力して情報の入力は完了です。
難しい手順は何もないので、流れに沿って進めていきましょう。
3.審査をする
メルカリShopsで基本情報を入力したら、当選後の流れを確認して、情報を送信します。
すると、上記の画面が表示されます。
具体的な審査基準は公開されていませんが、ネットショップの販売実績、メルカリの販売実績を総合して、判断されるそうです。
ただ、正式リリースの2021年9月までは、一部機能が制限された状態での利用になります。
また、プレリリース期間は出店できるショップ数に制限があるため、その際は正式リリースまで待ちましょう。
4.審査が完了次第出店
審査が完了したら、メルカリShopsに出店が可能になります。
現時点では、審査→出店という流れになっていますが、正式リリースされてからは、BASEのように誰でもネットショップが開設できるサービスになるとのことです。
しかし、メルカリShopsは、20歳未満の登録ができないので、その点だけ注意しましょう。
個人的に、メルカリShopsのサービスは、画期的だと思います。
フリマアプリとしてしか使えなかったメルカリが、ネットショップとして使えるようになりますからね!
月間1,900万人以上が利用する巨大なプラットフォームなので、出店は何かとメリットがあります◎
メルカリShopsとメルカリの違いは?主な違いを紹介!
メルカリShopsとメルカリは、ネットショップとフリマアプリの時点でだいぶ異なります。
しかし、イマイチどのような違いがあるかわからない人が多いと思うので、違いを紹介しますね!
調べたなかでは、以下の違いがありました。
メルカリShopsとメルカリの違い
- 匿名配送ができない
- 配送方法を自分で用意する必要がある
- 値下げ交渉がなくスムーズに売れる
- 大量販売が可能(在庫管理が可能)
- 中古品の販売は原則できない※許可が必要
- 5,000円以上の売り上げがないと申請できない
機能面での違いや、販売方式の違いなど、何かと異なる点はあります。
わからない点も多いと思うので、その点も併せて紹介していきますね◎
匿名配送ができない
メルカリには、らくらくメルカリ便・ゆうゆうメルカリ便と呼ばれる、運営が推奨している配送方法があります。
こちらは、お互い匿名で商品を送れることから、プライバシーがある程度保護されている発送方法です。
しかし、メルカリShopsの場合は、特定商取引法に基づき、運営者情報を開示しなければなりません。
詳しい内容が、メルカリShopsの利用規約に書かれていたので、それぞれ紹介しますね◎
氏名や住所・電話番号は購入者に開示されますか?
メルカリShopsでは、特定商取引法に基づき運営者情報の開示をおこなっております。
ただし、アプリ上では表示されず、開示請求がおこなわれた場合にのみ、開示請求者に対し個別に情報開示をおこなっています。引用:メルカリShops
メルカリShopsは、あくまでもネットショップとして運営しなければなりません。
フリマアプリとは異なり、メルカリ運営がネットショップとして販売できる機会を提供しているため、個人情報の開示は必ずおこなう必要があります。
開示する内容は、以下のとおりです。
(個人の場合)
開示する内容
- 運営者名(屋号)
- 代表者氏名
- 運営者住所
- 運営者の連絡先電話番号
これらの情報が、ページ内でオープンになります。
メルカリで利用できる、らくらくメルカリ便・ゆうゆうメルカリ便も使用できないので、匿名性はありません。
これはメルカリShopsに限らず、BASEやメイクショップなどのネットショップも同様です。
配送方法を自分で用意する必要がある
メルカリには、複数の発送方法が用意されています。
出品するときに、それぞれ選択可能で、商品ページにも反映されます。
豊富な発送方法を利用できることから、汎用性があるプラットフォームです。
しかし、メルカリShopsの場合は、自分で発送方法を選択しなければなりません。
(2021年8月時点では)
匿名配送ができるらくらくメルカリ便・ゆうゆうメルカリ便も当然利用できず、以下のように書かれています。
匿名配送は利用できますか?
匿名配送(「らくらくメルカリ便」「ゆうゆうメルカリ便」「梱包・発送たのメル便」)は現在メルカリShopsに対応していません。今後のアップデートをお待ちください。
引用:メルカリShops
メルカリShopsで商品を発送する場合は、自分ですべて作業しなければなりません。
そもそも、メルカリとのサービス分離を図っているため、ネットショップは法人向けのサービスになると予想しています。
ほかのネットショップサービスや、自分で立ち上げたECサイトで商品を発送するときは、ヤマトや佐川に集荷を依頼していると思います。
メルカリShopsでも、同様の手続きをしなければなりません。
送料を節約したい場合は、一律の料金で発送できる方法を指定するとよいでしょう。
値下げ交渉がなくスムーズに売れる
メルカリShopsは、面倒な値下げ交渉がなく、スムーズに商品が売れるのでおすすめです◎
通常、メルカリには、コメント機能が存在しますが、メルカリShopsにはコメント機能は存在しません。
こちらも、利用規約に明記されていました。
オーダーに関する注意点
注文前に購入者からショップへコメントを投稿する機能はありません
注文後、ショップから購入者に対し連絡をとることはできません
注文後、購入者からショップに対しお問い合わせを送ることは可能です
※お問い合わせはメールにておこなっていただきます引用:メルカリShops
そのため、メルカリShopsでは、購入前の値下げ交渉がなく、自分が指定した値段での販売が可能です。
メルカリはフリマアプリなので、通常の販売プラットフォームとは異なり、コメントありきで取引が進んでいきます。
値下げ交渉は公式のルールではありませんが、コメント機能があるので、発生するのは必然といえます。
しかし、メルカリShopsでは面倒な手間も省けるのでおすすめですよ◎
大量販売が可能(在庫管理が可能)
メルカリShopsは、ネットショップとして運営をするため、メルカリとは異なった使い方ができます。
それは、同一商品の大量販売です。
現時点で登録できるのは、以下の項目です。
メルカリShopsで登録できる項目
- カラー(種類)
- サイズ
- 在庫数
メルカリでは、形がない販売方式で商品を取り扱うのは禁止されており、同一商品を販売するときは、一度売れてから再出品しなければなりませんでした。
しかし、メルカリShopsの場合は、種類や在庫数の設定が可能です。
引用:メルカリShops
こちらは、同一商品で複数のカラーリングがある場合に設定する項目です。
この販売をすることで、複数の商品ページを立ち上げる必要はありません。
在庫数に合わせて設定が可能なので、大量販売ができます!
ただ、在庫がない状態で同様の販売をすると、無在庫転売として認められるので注意しましょう。
(無在庫転売はメルカリShopsでも禁止です)
中古品の販売は原則できない※許可が必要
メルカリShopsで中古品を販売する際は、古物営業法に基づき許可が必要になります。
利用規約にも、同様に書かれています。
中古品(古物)を販売する時の注意事項を教えてください
メルカリShopsでは中古品(古物)を販売することができます。ただし、古物を販売する場合は、法令上、古物商許可を取得する必要があります。このような販売事業者の方は、開設審査時に許認可証画像を提出している場合に限り、中古品(古物)を販売することが可能です。
引用:メルカリShops
ここでいう古物とは、中古品のことを指し、古物営業法で中古と認めるものは、販売に許可が必要です。
勘違いしているの人が多いのが、「メルカリは不用品販売だから古物商許可証がいらない」という認識です。
たしかに、自宅にあるものを処分して販売する場合は、古物商許可証の必要はありません。
しかし、商品を仕入れて販売るする場合は、メルカリがプラットフォームだとしても古物商許可証が必要です。
(厳密には)
これはメルカリShopsでも同様で、中古品を”営利目的”で仕入れて販売する場合は、古物商許可証を取得しなければなりません。
詳しい内容については、警視庁のページで詳しく解説されているので、一度参考にしてください◎
補足:古物商許可証が必要なケース・不要なケース
メルカリでは、中古品を販売する際、古物商許可証が必要です。
古物営業法の範囲では、”古物”に該当するものを営利目的で仕入れて販売する場合、必ず許可証を用意しなければなりません。
必要なケース・不要なケースを、それぞれ紹介すると、以下のとおりです。
古物商許可証が必要なケース
- 中古コンディションの商品を仕入れて販売した
- 新品コンディションの商品を仕入れて販売した
- 営利目的で不用品を回収して販売した
古物商許可証が不要なケース
- ハンドメイド品を作成して販売した
- OEMを製造して販売した
- もらいものを処分目的で販売した
ここで論点になるのが、古物の基準と仕入れた目的です。
まず、古物営業法の認識では、新品コンディションでも一度仕入れた時点で、”中古品”に該当します。
(中古の未開封品という認識)
次に、仕入れた目的です。
古物営業法で許可証が必要な要件は、”営利目的で仕入れた場合”にのみ必要です。
そのため、不用品処分や貰い物の場合は古物営業法に該当しません。
ただし、最初から営利目的で譲り受けた場合は、古物商許可証が必要になります。
仮に、これからネットショップを運営しようと思っているなら、コンディションにかかわらず、古物商許可証は取得しましょう。
5,000円以上の売り上げがないと申請できない
メルカリは、300円以上の売上金が発生すれば、振込申請ができました。
しかし、メルカリShopsの場合は、5,000円以上の売り上げがないと、振り込みができないので注意しましょう。
また、メルカリと異なる点がいくつかあるので、それぞれ紹介しますね!
メルカリShopsとメルカリの振り込みの違い
- 指定期日に勝手に振り込まれる
→翌月10日に支払われる - 売上金に有効期限はない
メルカリShopsは、5,000円を超えた時点で、月末締め翌月10日支払いで振り込まれます。
任意で振込申請ができたメルカリと比べると、若干不便です。
金額が5,000円以下の場合は、自動振り込みはありません。
また、メルカリShopsは売上金に有効期限はありません。
メルカリの場合は、獲得から半年経過すると失効しますが、メルカリShopsの場合は永久的に残ります。
売上金がプールされることはないので、安心しましょう。
BASEなどの出店サービスとメルカリShopsの異なる点は?
ネットショップサービスは、メルカリShops以外にも存在します。
それらのネットショップと比較して、メルカリShopsがどのようなサービスなのか紹介しますね!
大きな違いは、以下のとおりです。
ほかのネットショップと比べて異なる点
- 手数料が若干高い
- 集客しやすい
- 無料プランのみ
特に気になる点はありませんでしたが、手数料が高い点は、少し気になりますね……。
プランも現時点では無料しかなく、他との差別化は難しそうです。
手数料が若干高い
メルカリShopsは、ほかのネットショップに比べると、若干手数料が高いです。
それぞれ紹介すると、以下のとおりです。
ほかのプラットフォームと比較した場合の手数料
- メルカリショップ:販売価格の10%
- カラーミー:6.6%+30円/1個
- BASE:基本手数料3.6%+40円/1個+3%
- ストアーズ:5%
それぞれ比較しても、メルカリショップの手数料が高いことがわかると思います。
メルカリは、巨大なプラットフォームですし、このくらいのランニングコストも妥当だと思います。
高い集客性や、メルカリというバックボーンを考えると、手数料10%もうなづけますね!
集客しやすい
ネットショップとして立ち上げる際、最も障壁になるのが集客です。
メルカリショップは、月間の利用者が1,900万以上を超えており、アクティブ率がいかに高いがわかります。
そのなかで、ネットショップを立ち上げるので、変に広告を打つなどして、集客する必要がありません。
適切な商品を、本当に欲している人に届けられる点を考えれば、ネットショップのなかでは最もおすすめできます!
BASEでネットショップを作った場合、それなりの知名度がない限りは、集客に難航します。
しかし、メルカリの場合は、最初からユーザーがネットショップに流入するので、その点はクリア可能です。
アクセスする人が増えれば、その分売れる可能性も高まるので、ネットショップサービスとしては、かなり優秀かもしれません。
無料プランのみ
ほかのネットショップには、それぞれプランが用意されています。
カラーミーというサービスを例に挙げると、以下のようにプランが分けられています。
そこまで商品を販売しない場合は、無料プランでも十分です。
しかし、ある程度商品を販売するなら、月額プランの移行が求められます。
月額料金を支払う分、手数料が安くなったり、ディスク容量がアップしたりするので、メリットは大きいです。
しかし、メルカリShopsは、現時点で無料プランしかありません。
ランニングコストがかからない点ではメリットが大きいですが、それ以上のメリットはないです。
メルカリShopsで禁止されている行為を一覧で紹介!
メルカリShopsでは、それぞれ禁止されている行為があります。
これから、メルカリShopsで販売しようと思っているなら、禁止事項も把握しておきましょう。
主な禁止行為は、以下のとおりです。
メルカリShopsで禁止されている行為
- 法令・公序良俗に反する行為
- 許可・届出・免許等なく当該商品を販売する行為
- 不正競争防止法に違反する行為
- 景品表示法の景品規制違反
- 特別商取引法の違反
- トラブルに発展しやすい行為
- 迷惑行為
基本的には、メルカリと変わりません。
ただ、メルカリで販売できても、メルカリShopsで販売できないものもあるので注意しましょう。
法令・公序良俗に反する行為
当然のことで、法令・公序良俗に違反する行為は禁止されています。
これは、どのネットショップでも禁止されているので、出店を考えているなら把握しておきましょう。
仮に、違反行為に該当するものが見つかった場合は、利用制限になる可能性があります。
具体例を挙げるなら、以下のとおりです。
法令・公序良俗に反する行為の例
- 低俗、わいせつな投稿をした
→写真などで該当するものがあると違反になる可能性がある - 公序良俗に反する行為
→犯罪を助長したり生き物を出品したりする行為 - 勧誘活動
→宗教、ビジネス勧誘をする行為 - 選挙運動に関する行為
→投票を促すような行為 - 違法行為に該当する行為
→法律に違反するような行為
このような行為に該当する場合は、総じて違反なので注意しましょう。
ただ、普通の商品を仕入れて販売すれば、この禁止に違反することはありません。
許可・届出・免許等なく当該商品を販売する行為
メルカリShopsは、許可や届出が必要な商品を、無許可で販売する行為を禁止しています。
許可なく販売した場合は、利用制限がかかる可能性があるので注意しましょう。
それぞれ、許可が必要な商品の例を挙げると、以下のとおりです。
メルカリShopsで許可が必要な商品一覧
- 金券類の販売
→現金、金券類、カード類 - 医薬品、管理用医療機器
→医薬品、医療機器 - 農薬・肥料
- 美容用品
薬機法に抵触するものから、金融法に抵触するものまでさまざまです。
許可なく販売した場合は、逮捕・書類送検されるので、注意しましょう。
不正競争防止法に違反する行為
メルカリShopsは、不正競争に該当するような行為は、禁止されています。
メルカリでは横行している行為ですが、商品と関係がない名前やロゴを写真・説明文に乗せる行為はNGです。
例えば、あなたがアディダスのスニーカーをメルカリShopsで出品したとします。
その際、アディダスと関係がないロゴや商標を使うと、不正競争防止法に抵触し、商品が削除される可能性があるわけです。
特に、ネットショップは集客が重要なので、閲覧数を増やす目的でブラックなことに走る人も多いです。
下手すると、訴訟になりかねないので、絶対にやめましょう。
景品表示法の景品規制違反
メルカリでも禁止されている行為でもあることで、メルカリShopsでは景品表示法に該当する行為は禁止されています。
メルカリの規約を引用すると、以下のとおりです。
景品表示法の景品規制違反
簡単に説明すると、法律に抵触する範囲外の価格で、商品を販売すると違法になる可能性があるということです。
消費者庁のサイトを見ると、以下のようなことが事例として該当していました。
景品表示法に違反する行為
- 生産地を偽装する行為
- 輸入品を国産と偽る行為
- 賞味期限を偽る行為
何かを改ざんして販売するような行為は、景品表示法違反に該当します。
さすがにすることはないと思いますが、誇大した商品説明文の書き方などをするとNGです。
特別商取引法の違反
メルカリShopsでは、特定商取引法に基づく表記が義務付けられています。
商品をネット上で販売する場合は、メルカリShopsに限らず、必ず特定商取引法に基づく表記をしなければなりません。
これを改ざんしたり、偽装したりする行為は、禁止されているので注意しましょう。
具体例を挙げると、以下のとおりです。
特定商取引法違反に該当する行為
- 偽名で登録した
- 存在しない住所を登録した
- つながらない電話番号を掲載した
※意図的に
メルカリに比べると、メルカリShopsは匿名性がありません。
フリマアプリではなく、ネットショップですからね……。
意図的に住所を偽った場合は、逮捕される可能性もあるので、注意しましょう。
トラブルに発展しやすい行為
かなりざっくりとしていますが、トラブルに発展しやすい行為も禁止されています。
具体例を挙げると、以下のとおりです。
メルカリShopsでトラブルに発展しやすい行為
- 形として存在しないものを販売する場合
- ユーザーから商品を選択させて購入させる行為
- 商品説明文の金額と販売価格が異なる行為
(例:説明文10,000円→実際の販売価格15,000円)
本来の販売方式は、商品に適切な価格を付けて販売します。
しかし、オークション形式や、第三者を通して販売する行為など、複雑な販売方式は禁止されています。
迷惑行為
こちらもざっくりとしていますが、迷惑行為に該当するようなことは、メルカリで禁止されています。
メルカリShopsの利用規約に記載されていたので、それぞれ紹介しますね!
迷惑行為
メルカリShopsでは「迷惑行為」を禁止しています。
「迷惑行為」とは、以下に該当するものを指します。
- 誹謗中傷
- 脅迫行為
- 荒らし行為
- スパム行為
- いたずら行為
- 出会いを目的とする行為
- その他、事務局が不適切と判断したもの
- 短時間で大量に販売する行為
引用:メルカリShops
商品どうこうというよりは、一般的に逸脱した行為です。
メルカリShopsには、コメント機能がないので、誹謗中傷は荒らし行為などは考えられません。
一応、規制される可能性があることも念頭に入れておきましょう。
まとめ
メルカリShopsは、ネットショップを開設できるサービスです。
BASEやカラーミーなどと同じサービスで、自分だけのネットショップを持てるのが特徴です。
2021年8月時点では、まだプレリリースの段階で、2021年9月に正式リリースされるとのこと。
個人的には、ネットショップ業界に激震が走るようなサービスだと思います。
月間1,900万人以上が利用するプラットフォームで、ネットショップを開設できるのは、集客面で最適です。
特に、ネットショップは集客に時間がかかり、広告などのコストもかかります。
それを解決できるのは、メルカリShopsの最大の強みといってもよいでしょう◎
正式リリース後は、だれでも使えるようになるので、気になる人は使うとよいです!